【欧州・北米ひとり旅】節約海外旅行の徹底3ポイント

旅行

円安と嘆かれた2024年、ワーホリでカナダに滞在していた途中にヨーロッパと北米にそれぞれ2~3週間ほど旅行に行きました。
欧州は1€=168円、北米は1$=150円ほどの時期でした。

円安に加えて欧米は物価もインフレしていて、長期で旅行にいくととんでもなくお金がかかるのでは?

それぞれの旅の目的(欧州は競馬&観光、北米はMLB&観光)がはっきりとしていたので、逆にその目的以外は「節約」を徹底した結果、格安で楽しむことができました。
バイトでお金を貯めた学生や社会人歴が浅く貯蓄が少ない若者でも欧州や北米への旅行ができるはずです。

【はじめに】旅行の目的が合う人だけ徹底できます

私は欧州10都市に3週間、北米6都市に2週間の旅行にひとりで行きました。それぞれ欧州は観光と競馬観戦、北米は観光と野球観戦が目的でした。「おいしいご飯を食べたい」「優雅な時間を過ごしたい」という希望は一切捨てたので、節約旅行が可能でした。

カナダ発なので欧州も北米も移動費が安いのは考慮に入れないといけませんが、欧州3週間を40万円、北米2週間を25万円ほどで巡りました。


欧州3週間40万円
都市:バルセロナ、リスボン、カイロ、ローマ、ダブリン、エディンバラ、ロンドン、パリ、ブリュッセル、ベルリン(※カイロはエジプトですが近いので寄りました)
費用内訳:都市間移動費18万円、宿泊費9万円、食費4万円、観光費4万円、現地交通費4万円

北米2週間25万円
都市:トロント、オタワ、モントリオール、ニューヨーク、ロサンゼルス、シアトル
費用内訳:都市間移動費6万円、宿泊費9万円、食費4万円、観光費5万円、現地交通費1万円)

旅行でお金がかかる項目は移動費、宿泊費、食費です。この3つはお金をかけようと思えば無限に贅沢できますが、逆に節約のしどころになります。この3つを譲歩して、その代わり海外の町の雰囲気や文化を味わうことを重視すれば、格安旅行ができます。

食事や宿泊で贅沢をしたければ、比較的物価の安い東南アジアが断然満足できます。物価の高い欧米に行くなら、いっそ贅沢はきっぱり諦めてほかを楽しむことに舵を切った方がいい気がしています。

なので、旅行の目的が観光やその他やりたいことがある人が節約を徹底できると思います。

宿泊費を徹底

宿泊はすべてゲストハウスでした。交通アクセスのために立地は重視しましたが「ベッドがあればいい」という感覚で地域最安のドミトリー式2段/3段ベッドのホステルに泊まり続けました。

欧州はだいたい1泊4000円くらいで泊まれました。ロンドンは最も高くてゲストハウスですら1泊1万円近くしました。リスボンが最安で1泊2000円くらいでした。

北米は欧州よりも相場が高く1泊6~7000円くらいはします。ニューヨークのマンハッタン島はそもそもゲストハウスも少なく異常に高くて1泊15000円はします。その他の都市も基本的に欧州より高いですが、ゲストハウス自体は欧州最安値の施設よりも少し綺麗です。

当然、環境がいいわけはないです。そもそもプライバシーはないですし、ほかの人のいびきや深夜の出入り、異常に部屋が乾燥しているなど弊害は多いです笑。本当に「寝るだけ」といった感じです。けっこう3週間で限界くらいでした。

ただ、普通のホテルの部屋よりも費用は3分の1以下にできます。

そもそも北米なんて家賃が高すぎて、社会人でも日本のように1部屋借りれずにシェアハウスが普通ですからね。ホテル代が高いのも納得です。

<宿泊費を徹底>
すべてゲストハウス。
【メリット】欧州で1泊4000円程度、北米で1泊7000円程度に抑えられる。ホテルの3分の1くらいの料金。
【デメリット】快眠とは程遠く、めちゃくちゃ疲れる。

移動費を徹底

移動は格安航空会社&手荷物はバックパック1つのコンボで移動費が劇的に安くなりました。

欧州はLCCが安く、だいたいどこの移動でも5000円ほどしかかかりません。ロンドン~パリ間で5000円でした。

アメリカ国内はニューヨーク~ロサンゼルスの長距離でも13000円ほどで行けます。カナダ~アメリカの移動は長距離バスが安いです。

航空券に関してはできるだけ早く予約するしかありません。全日程の移動がLCCなので、長時間の遅延が出ないことを当日に祈るのみです。私は奇跡的?に一度も遅延に会いませんでした。1泊2日程度の滞在時間の都市も多かったので長時間遅延されたら詰んでいました。

なにより大事なのは、手荷物をバックパックひとつに収めることです。LCCは基本料金は安いですが、預け荷物や追加重量の手荷物が発生すると一気に高くなります。

欧州の大手ライアンエアや北米の大手スピリット航空は機内持ち込みの手荷物サイズが日本のLCCよりも小さいです。いけるか不安でしたが厳しいチェックはなく、若干のオーバーくらいは見逃されそうでした。

荷物は最低限に抑えることです。下着&靴下4日分、外出服1組、室内服1組、タオルセットくらいあれば過ごせるでしょう。ちなみに下着&靴下はゲストハウスのシャワーで手洗いしてその辺に干していました。この点でも快適とは程遠いです笑。

<移動費を徹底>
バックパックひとつでLCC。
【メリット】欧州の都市間を5000円程度で移動できる。アメリカの東~西海岸も13000円ほど。バックパックひとつで乗ることが重要。移動時間がかかるバスとの比較。
【デメリット】ひたすら下着を手洗いすることになる。

食費を徹底

現地スーパーの安いものやファストフードで腹を満たしました。

都市によって食へのこだわりは差をつけていました。ご飯がおいしそうなバルセロナやローマでは普通に外食しましたが、何の期待もしていないロンドン、ダブリン、北米各都市ではファストフードやスーパーで調達しました。

幸いゲストハウスにはキッチンが付いているところが多いです。レンジがある環境では冷凍食品を買っていました。どこの国でも冷凍のパスタやパエリアはおいしいですし、海外の冷凍食品を食べる機会もなかなか貴重ですからね。各都市に安いスーパーのチェーン店があるので調べて行きました。

北米ではピザが安いのでひたすらピザを食べていました。どこでも味は同じです笑。

もちろん、スペインのパエリア、イタリアのパスタ・ピザ、ドイツのソーセージなどおいしい現地飯のイメージがわくところではそれを食べました。安めのレストランでもおいしいです。

また、余談ですが移動は主に飛行機を使っていたので、空港のラウンジのご飯はよく食べました。プライオリティパスさまさまです。2025年1月以降は楽天カードのプライオリティパスは年間利用回数5回以下の制限が付いたので、使いまくれないのが残念です。

そもそもですが、ご飯は日本が一番おいしいです。海外ではご飯以外を楽しむ心つもりでした。

<食費を徹底>
現地スーパーで調達が最安。ただし名物があれば食費は惜しまない。
【メリット】海外のお惣菜や冷凍食品が楽しめる。外食の5分の1ほどにはなる。
【デメリット】北米ではピザまみれになる。

【おわりに】地獄の円安でも海外を楽しもう

そもそも、15年ほど前の円高&海外のインフレがましな時代だったら、何も気にせずにホテルに泊まって外食していればよかったのですが、今はそうにもいきません。

ですが、一生に1回くらいはヨーロッパやアメリカを巡りたいと思う人は多いでしょう。海外の町の雰囲気を味わいたいし、観光地に行きたいでしょう。私の場合は海外にしかない競馬や野球の観戦をしたかったので、節約するところをメリハリをつけました。

旅行は宿泊費、移動費、食費が高いので、これらを削れば安く済みます。いい宿やおいしいご飯は国内旅行にとっておいて、海外旅行は観光重視で計画するのがいいと思います。

とはいっても、ゲストハウス3週間泊やバックパックひとつは若い男向けの感はあります。受け入れられる人は限界まで安く旅できると思います。

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