【カナダ4都市ワーホリ体験記】#1 カルガリー編|4ヵ月暮らして分かったリアルな実態

カナダ現地の生活

2023年9月から2024年9月まで、30歳の自分がワーキングホリデーでカナダに滞在しました。
「1年間でどんな経験をしたのか?」
「ワーホリって実際どうなの?」
そんな疑問を持つ人に向けて、自分の体験を4つの都市ごとに振り返っていきます。

結論を先に言うと、「ワーホリに行ってよかった!」 というのが率直な感想です。
海外で1年間暮らす機会はなかなか得られないもの。興味があるなら、迷わず挑戦してみるべきだと思います。

このブログでは、実際の生活や仕事、現地でのリアルな体験を記録しています。
「こんなワーホリの過ごし方もあるんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。

まずは、最初の滞在地 カルガリー編 からスタートします!

ワーホリの目的

ワーキングホリデーに行った目的は、「人生の中で1年くらい海外で生活してみたい」というシンプルな願望でした。日本では当たり前のことが、海外では違う。そんな違いを体感しながら楽しみたいという思いがありました。

もちろん、英語が上達するに越したことはなく、海外の人と話すためにも英語を学びたかったですが、それよりも「人生経験として楽しむ」ことが第一の目的でした。英語の勉強はあくまで付随するもの、というスタンスで臨みました。

ワーホリ準備はエージェントを利用し、ビザの取得や語学学校の申し込みを行いました。2023年5月頃にはビザが発行され、語学学校の入校日も決まり、航空券も確保。こうして2023年8月末にカナダへ旅立ちました。

滞在ルート

1年間の滞在ルートを簡単にまとめると、以下のようになります。

  • カルガリー(2023年9月~2024年1月)
  • イエローナイフ(2024年1月~4月)
  • エドモントン(2024年4月~5月)
  • ヨーロッパ旅行(2024年5月~6月)
  • ビクトリア(2024年6月~8月)
  • カナダ・アメリカ旅行(2024年9月)

最初の滞在地はカルガリーで、ここで3ヵ月間語学学校に通いました。仕事を探しましたが見つからず、2024年1月にイエローナイフへ移動。イエローナイフでバイトを3ヵ月ほど経験し、シーズン終了後の4月にエドモントンへ移動。WWOOF(農場滞在型ボランティア)をしながら過ごしました。

その後、5月末から3週間ほどヨーロッパを周遊。旅行後、6月にビクトリアへ移動しバイトをしました。ワーホリビザが8月末で切れましたが、カナダの主要都市をまだ訪れていなかったため、観光ビザに切り替えて9月はカナダ&アメリカ旅行を楽しみました。

こうして、各都市を巡りながら充実した1年を過ごすことができました。

カルガリーの生活

語学学校の感想

カルガリーでは3ヵ月間語学学校に通いました。久しぶりに授業を受ける環境が新鮮で楽しかったですが、リスニング・スピーキングの未熟さを痛感しました。他国の学生は比較的流暢に英語を話し、日本人特有の「文法は得意だけど話せない」問題を実感しました。

先生やクラスメートはフレンドリーで、10代~50代まで幅広い年齢層の生徒がいました。南米・メキシコの学生が多く、日本人はクラスに1~2人程度。トロントやバンクーバーに比べると、日本人の少ない環境だったと思います。

語学学校に行く意義は、「英語力を短期間で劇的に向上させる」ことではなく、「異文化交流を楽しむ」「友達を作る」「暇つぶし」の3つだと感じました。英語をある程度話せる人は、英会話を実践できる場所となるので、おすすめです。ワーホリに行く前に英語を鍛えておけばよかったと後悔することもありました。

住居

最初の1ヵ月はエージェント手配のホームステイ、その後の3ヵ月は現地のサイトで見つけたシェアハウスで暮らしました。

ホームステイ先のマザーは社交的で、英語を話す機会が多かったため、英語学習には最適でした。一方、シェアハウスはKijijiという現地サイトで見つけ、月750CAD(ネット代込み)で借りました。カナダでは家賃が高いため、基本的に1人暮らしは難しく、シェアが主流です。

冬のカルガリーは寒さが厳しく、1月には-30℃を下回ることもありました。日照時間も短く、Netflixで「ナルト疾風伝」を一気見する日々を過ごしました(メキシコ人の友人に勧められた)。

仕事

11月頃から仕事を探しましたが、冬のカルガリーは閑散期で求人が少なく、結局仕事は見つかりませんでした。仕方なくカジノのポーカーで稼ぐ作戦に出ました。カルガリーには複数のカジノがあり、1時間プレイすると食事クーポンがもらえるところもありました。結果的に食費を節約しながら、稼ぐことができました。

その後、イエローナイフでのオーロラツアーの仕事をゲットし、1月中旬に移動しました。

食事と物価

カナダの食文化は日本に比べると薄く、外食は高めです。レストランでの食事はチップ込みで20CAD以上が普通。自炊が基本で、スーパーでは米や袋麺が安く手に入ります。

アルバータ州は消費税が5%と低く、物価もバンクーバーやトロントに比べると安いです。

日本食レストランのトンカツ定食(20~25CADくらい)

観光

カルガリーの観光名所は多くありませんが、バンフは圧倒的におすすめです。壮大なロッキー山脈の景色は一見の価値あり。夏の観光シーズン(10月頃まで)は特に人気で、カルガリーからバスで片道10CADほどでアクセス可能です。

もうひとつのおすすめスポットはブリュワリー。駅近くに数軒まとまっており、地元のクラフトビールを楽しめます。

収入源

仕事が見つからないとお金もないし、時間もあるのでカジノでポーカーをしていました。

カルガリーには4つほどポーカーのできるカジノがあります。

滞在中に3500CADくらいプラスにできたので、助かりました。

カルガリー滞在中の出費(4ヵ月)

カルガリー滞在中の出費(4ヵ月)は以下の通り。

  • 家賃:約3300CAD
  • その他生活費:約3500CAD
  • (カナダ到着前に払い済み)語学学校・ビザ・旅費・保険など:約6000CAD

総額約13,000CAD(約140万円)を費やしました。

カルガリー滞在中はバイトができなかったので、ポーカーで稼いだ3500CADが唯一の収入源です。最初の4ヵ月では合計で-9500CADでした。

実際に現地で必要だったのは家賃+生活費の7000CADくらいでした。Wiseを通して80万円ぶんくらいをカナダドルに両替しました。

カルガリーの総評

カルガリーは都会と自然のバランスが取れた住みやすい町ですが、冬場は仕事が少なく、引きこもりがちになるのが難点です。日本人の少ない環境で英語を学びたい人、生活コストを抑えたい人にはおすすめの都市です。

2024年1月からはイエローナイフに移動します。

タイトルとURLをコピーしました