カナダのワーホリ後にタックスリターンを申請する方法【帰国後でもOK】

英語学習

カナダでのワーキングホリデー(ワーホリ)を終えて帰国した後、タックスリターンを申請しました。当初は自力での申請を考えていましたが、私の状況では難しそうだったため、最終的に申請代行会社に依頼し、無事にタックスリターンを受け取ることができました。

ここでは、私が調べた情報をもとに、帰国後に自力で申請できる人・できない人の条件についてまとめます。

タックスリターンとは?

カナダでワーホリをしてアルバイト収入を得た人は、全員がタックスリターンの対象となります。

給料が振り込まれる際に税金が控除されており、多くの場合、実際には払いすぎていることがほとんどです。そのため、毎年3月〜4月に前年の収入を申告することで(確定申告)、払いすぎた税金を取り戻すことができます。

私の場合、2024年に現地でアルバイトをしており、手取り金額の約10%が還付されました。かなり大きな金額になります。

ただし、タックスリターンの本来の目的は「収入に応じた正しい税金を納める」ことであり、人によっては追加の税金を納める必要がある場合もあります。しかし、ワーホリの範囲でアルバイトをする程度の収入であれば、ほとんどの場合は税金を払いすぎていると考えて良いでしょう。

タックリターンの申請方法

帰国後にタックスリターンを申請する方法は、大きく分けて以下の2つです。

①カナダの国税のウェブサイト(CRA)から自力で申請する
②申請代代行会社にお願いする

私の場合、自力での申請を検討しましたが、自分ではできない条件だったため、代行会社に依頼しました。

私が利用したのは「インカムタックリターンお助け隊」という代行会社です。

代行会社を利用するうえで必要な情報は以下です。

・カナダの銀行口座を持っていること
・働いていた会社からT4(収入証明書)を受け取っていること
・SINナンバーを持っていること(期限が切れていてOK)

費用は1件の申請当たり55CAD、登録時に代理のカナダの住所がいる場合(後述します)は別途30CADかかります。

簡単な情報を入力するだけで申請が完了するため、非常に手軽でした。タックスリターンを自力で申請したことがない人や、今回限りで申請する人は、代行を利用するのが確実だと感じました。

自力で申請できる人の条件

私も最初は自力で申請するつもりでいろいろ調べていました。自分で申請できる条件はだぶん下記です。

①カナダの銀行口座を持っている
②カナダ滞在時に現地でタックスリターンをしたことがある

①カナダの銀行口座を持っていること

銀行口座がないと、タックスリターンの還付金の受け取りが難しくなります。代行会社の中には口座なしでも対応してくれるところもありますが、手数料が高くなることが多いです。

そのため、帰国時には銀行口座を維持しておくことをおすすめします。少なくともワーホリ帰国時には銀行口座を閉じずに維持している方がいいです。

ワーホリの人がよく開設する銀行はいくつかあると思いますが、CIBCがおすすめです。なぜなら私が開設したときは、2年間口座維持費が無料だったから。ほかのTDなどは1年間無料でした。カナダの銀行口座は何千ドルかいれておかないと口座維持費がかかります。確かCIBCだと3000ドル以上の預金がないと月10CADくらいとられるはずです。

②カナダ滞在時に現地でタックスリターンを申請した

カナダの国税庁(CRA)のウェブサイトでタックスリターンを申請するには、マイページを作成する必要があります。初回登録時には住所の登録が必要で、場合によっては書類が送付されることがあるようです。

帰国後にはカナダの住所を持っていないため、初回登録ができず、自力での申請が難しくなる可能性があります。しかし、滞在中にすでにタックスリターンを行っていれば、アカウントが作成済みのため、帰国後もスムーズに申請できるでしょう。

私の場合、この住所登録の段階でつまずいたため、代行会社に代理住所を登録してもらいました(追加費用30CAD)。

カナダ滞在時にすでにタックリターンをしたことがあれば、この初回のステップをすでに登録していて、自分のページがあるのでそこから申請すればできると思います。

SINナンバーを持っていれば収入がなくても申請が必要

私の場合は2023年9月~2024年9月までカナダに滞在して、バイトで収入を得ていたのは2024年だけでした。しかし、SINナンバーを作成したのは2023年です。

収入がなくてもSINナンバーを持っている人はタックスリターンの申請が必要です。そのため、私は2023年に関してもタックリターンの提出が必要で、2024年のタックスリターンを申請するには、2023年から順番に申請する必要があるとのことでした。

しかも、収入がないのにもかかわらず、2023年のタックスリターンで数十ドルかえってきました。そもそも払っていないのに謎です。2024年1月から働き始めたことが影響しているのでしょうか?よく分かりません。

自力でのタックリターンの申請:参考にしたウェブサイト

【日本へ帰国する方必見】日本にいながらカナダのタックスリターンをする方法【手続き編】

【2023】カナダ 無料!タックスリターンを自分で簡単に申請する方法

【保存版】2022年度カナダのタックスリターンを自力で申請する方法の解説パート1

いまカナダにいる人へ

いまカナダにワーホリできている人は、帰国後のタックスリターンを見据えていくつか心がけておくことがあります。

①前年の収入がなくてもタックリターンを申請しておくこと
②帰国時に銀行口座を維持しておくこと

①前年の収入がなくても、SINナンバーを作っていればタックリターンを申請しましょう。カナダ滞在中にタックスリターンを申請しておけば、CRAのマイページを作成でき、帰国後もそのままログインして申請できます。

②タックスリターンの還付金はカナダの銀行口座に振り込まれるため、口座を閉じてしまうと手続きが複雑になります。可能であれば、口座維持費無料の銀行を選び、帰国後もしばらく維持しておくと良いでしょう。

現地でタックスリターンができなかった人へ

現地でタックリターン申請の経験がないと、帰国後に自力で申請するのは難しいと思います。少なくともいろいろと自分で調べないといけないので、その手間を考えると代行会社にお願いしてしまった方が効率的だと感じました。

私の場合、代行申請にかかった費用の総額は、23年と24年の2年分の申請費用(55CAD×2)と代理の住所を登録してもらった費用(30CAD)で計147CAD(税込)でした。

もし多少のトラブルや不明点ががあっても、代行会社に聞けるので安心です。

たとえばワーホリ中のバイトで10000CAD稼いだら、タックリターンで1000CADくらい戻ってくると思います。代行申請の費用を差し引いても十分得します。

しかも、今後の人生でカナダのタックスリターンを申請することはもうないはずなので、次回以降に自力での申請の知識を生かせません。

最初からあきらめて、代行会社に頼んだ方がいいと思いました。

まとめ

・タックスリターンは、ワーホリでアルバイトをした人全員が対象
・自力で申請できるのは「カナダの銀行口座を持っている」「滞在中にタックスリターンを申請したことがある」人
・帰国後に初めてタックスリターンを申請する場合は、代行会社を利用するのが確実
・タックスリターンを見越して、帰国前にマイページ作成&銀行口座維持を意識する

タックスリターンの申請は複雑に感じるかもしれませんが、準備次第でスムーズに行えます。これからワーホリをする人や、帰国後に申請を考えている人の参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました