ワーホリの費用を安く抑えるコツ!15万円でカナダへ行くには?

ワーホリ準備

ワーホリするときに気になるのは「いくらお金がいるか?」だと思います。たとえ現地でバイトをして稼ぐつもりでも、初期費用は必ずかかります。

なかでも「必ずかかる費用」と「うまく節約できる費用」があり、かける費用によって準備にかかる労力も違ってきます。

カナダにワーホリに行った経験から、削っていい費用とかけた方がいい費用を紹介します。

(1カナダ$=110円で計算)

必ずかかる費用

ワーホリビザの取得費用

ワーホリビザがないと入国できません。カナダ政府に払う申請費用で約35000円です。オーストラリアだと約50000円、ニュージーランドだと約30000円です。

私は後述するワーホリエージェントを利用しましたが、自力でも申請可能です。

ただし英語の資料を読んで、記載事項が間違いないかを注意して確認しないといけません。私の周りの日本人の友人でも、英語ができる人は自力で問題なく申請できたそうです。

航空券代

航空券代は年々高くなっているので安く抑えたいところです。

カナダ行きの場合、おすすめの航空会社は2社です。

1つ目はZipAirです。23年から就航した格安長距離LCCで、成田発バンクーバー便があります。ほかにも成田-サンフランシスコ、成田-ロサンゼルス便があるので、アメリカを旅行してから行くのもありです。

2つ目はWestJetです。カナダ第2の航空会社でフルキャリアですが安いです。成田からバンクーバーやカルガリー行きを飛ばしています。

やはり、日本のJALやANA、またカナダ最大手のAirCanadaを使うと高いです。上の航空会社と比べて倍以上違います。

私の場合、行きはZipAirで成田→サンフランシスコに行き、サンフランシスコを観光してから、WestJetでカルガリーへ飛びました。サンフランシスコまでが50000円、カルガリーまでが25000円とかなり安く行けました。

出発の3ヵ月前には取っておくこと、8月中旬など日本の旅行シーズンを外すことで安くなります。

下図は成田発カルガリー行の2025年8月の最安料金表(2月25日に検索)です。最安なので基本的に乗り継便と思ってください。お盆の時期は15万円を超えますが、日程を変更すると5万円台があります。

6月や9月の閑散期には4万円台もありました。

成田発カルガリー行の2025年8月の最安料金表(2月25日に検索)

・カナダ行きならZipAirかWestJetが安くておすすめ。

・出発日を調整して繁忙期を避ける。

・航空券を取るのは3ヵ月より前にする。

海外旅行保険

ワーホリのように1年間、海外にいる場合は海外旅行保険への加入も必須です。私は空港のカナダ入国の際に職員に質問されました。人によっては質問されない場合もあるようですが、トラブルを避けたければ保険に入っているのがベターです。

私は一番安い保険でよかったので、とにかく価格重視で選びました。ブリッジス・インターナショナル保険で60000円ほどでした。基本的に日本の保険会社よりも海外の保険会社の方が安いプランがあるはずです。

保険の料金設定やプランは変わるので、ネットで現在の最安の海外保険を検索するのがおすすめです。

また、歯医者や屋外アクティビティでの怪我の保険を追加すると高くなっていきます。

かけなくてもいい費用

語学学校の授業料

ワーホリに行ったからといって必ず語学学校に通わないといけないわけではありません。実際、私の友人でも、もとから英語ができる人は語学学校は行かず、はじめからバイトを探していました。

ただ、多くの人が語学学校に行くと思います。私も何となく申し込みました。

その場合、費用の決め手になるのは期間です。1ヵ月~4ヵ月を選択する人が多いのではないでしょうか。だいたい、1ヵ月あたり10~15万円くらいが相場です。

期間が長くなると、1ヵ月当たりの料金が安くなります。また申し込む時期によって割引される場合もあります。

私は3月に申し込んだときに、割引キャンペーンが実施されていました。「当年12月までにカリキュラムが完了する日程だと●%OFF」のような内容で、結局3ヵ月で28万円ほどでした。結構安くいけたと思います。

もしある程度英語ができるなら、WWOOFという農場・牧場ボランティアで現地の方と暮らせばリアルな英語に触れられます。しかも生活費はタダです。

ワーホリエージェント費用

ワーホリで必ず必要なのはビザ申請です。英語書類を読んで、記載ミスがないか確認して不備がないように提出する必要があります。ワーホリエージェントに頼めば、面倒な書類調べをせずに簡単にビザ申請ができます。

そのほか、語学学校を少し安めに提供していたり、ホームステイの手配、その他サポート、分からないことを聞けるなどワーホリ全般のサービスを使えます。

私は35000円でワーホリエージェントを利用しました。社会人だと自分で書類を調べている時間を取るのが面倒だったからです。

エージェントから語学学校を安めに紹介してもらいましたし、自分で面倒くさい申請作業は何もしなくてよかったので、3万円の価値は十分にあったと感じています。

ホームステイ費用

現地に到着してから過ごす家をあらかじめ確保していくかどうかも考えないといけません。

確保する場合は、ホームステイかシェアハウスを借りるかの二択です。ホームステイの場合はワーホリエージェントに手配してもらうか紹介サイトです。シェアハウスを借りる場合も紹介サイトを介して先方と交渉します。

あらかじめ家があると安心して渡航できますし、慣れない海外生活をしのげます。

確保しない場合は、しばらくホステルでしのいで、現地の情報を集めてからシェアハウスを借りるパターンがあります。

家がないと最初は大変ですが、現地で交通の便のいい場所や安い地域の情報を聞いてから、家を決めることができます。

私はエージェントの手配で、最初の1ヵ月だけホームステイにしました。費用はエージェントへの紹介料が2万円ほど、ホームステイ費用が12万円ほどでした。結構高いですが、渡航直後は安心して過ごせましたし、現地に慣れてきたところで落ち着いて家探しができました。

家を決めて行く→慣れない海外生活で不安要素が減る。

家がない状態でいく→現地の情報を知ってから家を考えられる。

最低いくらあればワーホリできる?

自分でできることは自分でやり、現地についてから家なども決める方針なら、ワーホリ渡航前の費用は安くできます。

ワーホリ渡航前の最安費用のパターン(カナダの場合)

・ビザ申請代(自力):35000円

・航空券代(預入荷物込み):60000円~

・海外旅行保険代:60000円~

※語学学校は行かず、家探しは現地に着いてから

最低限ワーホリに行くというだけなら、15万円ほどで実行可能です。

私は語学学校に通い、最初の1ヵ月はホームステイを手配した状態でワーホリに行きました。

私のワーホリ渡航前の費用(カナダの場合)

・ビザ申請代(自力):35000円

・航空券代(預入荷物込み):70000円

・海外旅行保険代:60000円

・語学学校授業料:280000円

・ホームステイ費用(1ヵ月):140000円

・ワーホリエージェント費用:35000円

合計で620000円ほどかかりました。

航空券や保険は安く抑えましたが、それ以外はフル装備で行った印象です。

結果として何のトラブルもなくワーホリに行けたので良かったです。

要注意:バイトが見つからないかも

 私がカナダに行ったときはバイトを見つけるのに苦労しました。特に求人が減る冬場は大きな都市でもでバイトを見つけるのが簡単ではありません。

 「現地についてすぐに仕事をする」前提で、カツカツの所持金で行くと暮らせない可能性があるので、余裕をもっていくことをお勧めします。

 食費は節約すれば月500CAD、家賃は都市によって差が激しいですが大都市で最低800CAD(私はカルガリーで680CADでした)を見積もっておくといいでしょう。

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